アサザの花は、雄しべが短く雌しべが長いタイプ(長花柱花)と、
雄しべが長く雌しべが短いタイプ(短花柱花)の2種類の花があり、
違うタイプ同士の受粉でないと種子ができません。
ところが、十二潟のアサザは雄しべと雌しべが同じ長さなのです。(等花柱花)
なぜそのようになったのかはよくわかっていません。
十二潟のアサザは、1つの花で受粉して種子ができます。
同じタイプ同士の受粉で種子ができることは、日本全国をみてもとても珍しいことなのです。

  

アサザ(ミツガシワ科)  

花 黄色
葉 縁が波状にギザギザし、
割れ目が閉じている

※新潟県絶滅危惧Ⅱ類

ガガブタ(ミツガシワ科)    

花 白色
葉 縁がなめらかで、割れ目が開いている

※新潟県絶滅危惧Ⅱ類

コウホネ(スイレン科) 

花 黄色
葉 大きく従長 水面から出ている